難民かなーとも思ったんだけど，泊まり未遂っつーコトでこっちに。
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　結構前の話です。引っ越しをしました。
で、うちの通販は為替だったので、「○月からの住所は〜…」とペーパーに書いて、
まぁ、引っ越して半月くらいは近所とも少し仲良くなり，平穏でした。
ついでに言うと、うちには一人，いわゆる霊媒体質がいまして、お祓いもすませていました。

　とある日。午後６時頃だったと思います、チャイムが鳴りました。
宅急便かなんかかな、とあんまり考えずにドアを開けました。すると…
「あー、○○さん(私のペンネーム)、見ーっけ★」
…コニーさん来襲です。
私が戸惑っている間に、奴は私を押しのけ，家にあがり込もうとしてきやがりました。
とりあえず膝を蹴りつけ，右足を伸ばさせて一瞬動けなくなったところを突き出して
ドアを閉め，今の物体について思考を巡らせようとしたその時。
「あーん、もう○○さんひっどーい！そんなんじゃご近所さんに嫌われますよぉー？」
などとキンキンしたモロ作りバレバレの声で喚きだし，母の「ご近所に迷惑だから…」
という一言で家の中に入れなきゃならんことになりました。

　…で。家の中をあまり見せたくもないので、一直線に部屋に連れ込み、ばれぬよう
カギもかけました。ちなみに、その部屋には同人誌は数冊しか置いておらず，彼女は
とても退屈そうでした。(でも読みふけってましたが。)
話を聞き出したところに寄ると，

・同人屋が近くに越してくるらしい。(彼女の家は歩いて10分程度)
・しかも自分と萌えジャンルが同じだ。(大勘違い。１回だけ作った某音ゲーびんせんは
　友人に「合作して〜」と頼まれて描いたもので，そのゲームについては全然知らない。)
　　　↓
・これは神の思し召し。行け、と私の中の天使(何やら仰々しい名前だけど聞いたことない
　名前。後から聞いた話では某守護聖だとか。)が命令してる！
　　　↓
・じゃあ即行動よ!!

ってなもので。つまり、80％誤爆です。説明しても「もう★分かってるんですよぉ〜★」

…わかってねぇよ。続きます。

295 名前：名無しさん＠どーでもいいことだが。 (2/4)投稿日：01/09/25 14:01 ID:AD.s0qTE

一通り話も済み、時はもう７時。(ってもまだ早いけど。10月下旬くらいだったのですでに
暗かった)そろそろ帰んな，と促してみました。
「えぇ〜？××(まるっきり厨房ネーム)ぅ、○○さんを、今日は寝ないで手伝おうと思って。
ホラ★」
…投稿用原稿用紙…？何故に投稿用。
「…でも、今本も何も作ってないんだけど？」
「だぁって、今度のアレ(某ピコイベント。この日の２週間後)合わせにコピー本くらいは
出すでしょー？合作にしましょうよ。▲▲×◆◆でっ★」
イベント予定をペーパーに書いたわたしも悪いんですが実際。コピ−本作る予定もないし，
それにそのジャンル知らないんだってば…。
　本は作らない，だから帰れ，と言ってみたものの，もう描き始めてやがります(泣)
「ん〜じゃぁ〜、コレ今度の新刊に使ってくださいねっ★」
　と言いながら一心不乱に描いている絵を覗くと，某飛翔ジャンルのヘタレ絵。
私はオリジナルで活動している人間です。誰かの依頼で版権物を描いても、自分では売って
ません。印刷代も出さないし。前述の便箋は，『友人からの委託』ということにしてある
物でした。(飛翔は読んでて，時々トークのネタにはしてました)
…というか、普通同人用と投稿用って、混ぜたら刷ってもらえないんじゃ？

　絵を描き上げ，今度こそ…と声をかけました。
「あのさ…」
「ねぇ○○さぁん、何か寒くないですかぁ？」
「へ？いや別に？」
「これってぇ、良くないものが近づいてきてるんです、アタシには分かるのぉ」
コニー＋なんちゃって陰陽師でした…
「あっ、あそこ!!落ち武者が！」
　そんな風に騒ぐの、家に一人で十分なのに…
　意味ないと分かっていながらも，お祓いはしてあることを伝えると，
「そんな人信じちゃダメ。今そこにいるんだから、その人霊験ないんですよ〜」
　あぁ、確かにな。だってアンタが来ちゃってるんだし。
「私が祓ってあげますっ」
　奴はカバンから塩を取り出すと，部屋の中に撒き散らしはじめました…。掃除が
やたらめんどかったです。

ごめんなさい。あと二回。

296 名前：名無しさん＠どーでもいいことだが。 (3/4)投稿日：01/09/25 14:02 ID:AD.s0qTE

　と、そこに弟が「うるせぇ」と言いつつ入ってきました。
「何やってんのさ姉ちゃん。外にまで汚い声響いてるんだけど」
　でかい声はコニーのなのですが、今は何やら念仏のようなものを唱えていて静か。
例の霊媒体質はこの弟です。分かっているけどとりあえず、
「なぁ、その辺に落ち武者かなんかいる？」
「は？んなもんいねぇよ。見たん？」
「んーにゃ、この人が見たって騒いでるからさ」
「いや、みてないなー。ネコはいたけど。今さっき俺の部屋にいたし」
　…ネコ…ちょっと和みましたがそんな場合でもありません。コニーを呼んで念仏を
中断させ、荷物押し付けて二人掛かりで玄関まで連れて行きました。
「もう帰って。帰んないんだったらカバン漁って連絡先探す」(まだ半月だったので
親はＫ冊の世話にはなりたくないと…)
「こんな夜に放り出すんですか？２ちゃんで�燦為名とペンネーム晒しますよ？」
(↑相手が２ちゃんねらじゃないと効き目ないですよね…)
「はいはいご勝手に。」
と言ったものの、動きません。つーか泣きの体制に入ってます。
「うわーん、○○さんの外道ー！こんな夜に、アタシがどうなってもいいって
言うんですかぁー？うぉーん」
どうなるつもりなんでしょうこのコニー。襲われるとでも？それに外道は私にとっては
褒め言葉です。

297 名前：名無しさん＠どーでもいいことだが。 (4/4)投稿日：01/09/25 14:03 ID:AD.s0qTE

しかし、結局やっぱり、近所迷惑を考えて居間に連れて行き，遅い夕飯を食わせました。
(肉喰いたいだののたまったらしいです)
その間に，私は単身交番へ。泊めるのだけは絶対イヤでした。半月だとか
言ってられません。運良く駐在さんは交番内にいました。
会話抜粋(箇条書き)↓
「うちに侵入したコニー引き取ってください」
「そっちがドア開けたんでしょう？何か被害がないと〜(民事不介入？)」
「じゃ、今から家の前に来て。奴を締め出すので家出保護とでもしてくれ。こなくても
家から放り出すし，あいつの親が来てもお前らのせいにしてやる」

…とまぁ、それで解決(かどうかは分からないけど)しました。
それが、Ｋ冊にも連絡先を言わなかったので仕方なく荷物検査→ケータイが２個。
これはおかしい、とうちに連絡が。なんと，盗みもやってくれてました…。他にペン先だの
便箋(貰い物が多すぎたのである意味嬉しかった)だのも。それらはぱっと見本人の物っぽい
ので分からなかったそうですが。でも、人のケータイ取って何を…？

長々と、読んで下さってどうもありがとうございました。

691 名前：名無しさん＠どーでもいいことだが。 投稿日：01/09/25 15:50

どうも。本家294です。後日談書きに来ました。
―――――――――
295あたりに書いたピコイベントで、奴と会いました。
親のほうには「友達の家に泊まろうとしたらダメと言われ、その辺を
歩いてたらＫ冊に捕まった」とかいったそうで。
「○○さんのコトはお母さんに言いませんでしたっ★お友達ですもんね★」
あぁ、頃してやりたい…。しかし、Ｋ冊もちゃんと言ってほしかったわ。
今でもイベントで見ます。(スペースに来そうになったらコトの顛末を
知っている友人売り子に任せてスペースから逃げる)「親にバレないように」
もう家には来ないそうです。…「何を」親バレしないようにするのかは不明ですが。
ところが、私がオリジナルだと分かり，今度は便箋を合作した友人の方に
アプローチを…勘弁してくれよ。

何だか、あの書き方だとＫ冊脅したっぽくなってますね。実際そうなんですが。
心の中は「頼みに行く」というよりは「仕事してくれ」って感じでしたから。
すいませんエラそうで。でも、本当にあの状況だと、

一泊させる→コニー帰る→物がない！→時すでに遅し…

ってなってしまったと思うんです。あの時、脅し文句もどき使ってもＫ冊使って
良かった、と思いました。ケータイ料金すごいことになったかもしれませんしね…

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