撃退報告をさせていただきます。長文になります。すみません。
当方、この夏まではWJ系某ジャンルにいてました。そして、この冬某メガネ魔法
使い小説に転んで、コミケスペースもゲットしました。ものすごく思い入れあったので
入稿は12月のアタマと中旬に2冊すませております（1冊は合同誌）
それでも先日の連休もまだ余力があったので「コピー本かできればマンガを描いた
ペーパーぐらい出したいな」と思い、3日間引きこもるべく金曜の晩にいろいろ
買いこんで、帰宅しました。
　留守電がまたたいております。再生すると「やっほー、あたしだよ、あ・た・し。
わかる？　わかるよね？」とノーテンキな厨アニメ声。
　Ｂです。夏まではいっしょのジャンルで、他のメンツと合わせて、それなりに
仲良くやってた相手です。
　夏コミケ、一晩だけという約束で彼女を泊めました。地方ではないけれど、少し離
れた場所に住んでるＢなので、前夜だけならとＯＫしました。
　ところが、その翌日も「疲れてるからお願い」されてしまい、こちらも同じように
疲れていたから気力もなくＯＫしました。ですが、結局Ｂはそれから1週間いつ
づけやがったのです。
「一人暮らしっていいねえ、気楽で」
そうだろうよ。でも、私はそのころ失業しており、毎日就職先求めて一日中外出っ
ぱなし。帰ってくるころにはへろへろでした。
　貯金と失業保険がありましたから、貧乏というほどではありませんでしたが、
それでもこのまま仕事が見つからなかったら、という不安があるので、生活は
きりつめており、自炊、電気はこまめに切るというのをこころがけていました。
　ですがＢは、家事をしてくれるわけでもなく、当然彼女がいるからクーラーはつけっ
ぱなし。光熱費だって馬鹿になりません。それに、彼女は私に無断で昼間にパソ
コンも使っていたらしく（うちテレホなのに）その月の請求書を見て、2万も多くて
びっくりしました（あとで追求すると、『えー、だって○○（私のこと）、一日中
いなくて退屈だったんだもん』）
　おまけに自炊はいやがるし、私が作ったものも（ええ、作ってました。我ながら
人がいいです）文句たらたらです。

646 名前：６４５−２投稿日：01/12/25 12:42 ID:XFpmMpws

そして、Ｂがどうやら次のシティまで居座るつもりだと聞いて、ブチきれました。
そのときも、とにかくご飯が気に入らないというのが発端でした。私は、冷蔵庫に
残ってる材料を使いきるまでは次の食材は買いません。その食材（きゅうりだっ
た）がＢが苦手だったらしいのです。
「なんで、私が嫌いだって言ってるのに出すの？」
　こっちも疲れていたので、それしかねーんだよ、気に入らなきゃ自分で買って
くれば？とかなりぞんざいに言いました。そしたらＢ、
「買ってくる、お金ちょーだい」
　思わずＢに茶をぶっかけていました。文句を言いかける彼女の頭にきゅうり
入りのポテトサラダをのせていました（食べ物の神様ごめんなさい）
　そして、前からあやしい、出ていくときは一度チェックしなけりゃならない、と
思っていた彼女のボストンバッグを逆さに空けました。出るわ出るわ、貴重な
同人誌、口紅（使いかけ、新品）チーク、ムース、シャンプーの買い置き分、
スカーフ、ブローチ、私としては清水の舞台から飛び降りるぐらい奮発した1万円
のパンスト、やっぱりかなりいい下着のセット（サイズちがうのに）、そして、いち
ばん怒り心頭にきたのは、私の唯一の貴重品、父から贈られた真珠のピアスと
ネックレスのセットでした。これはオーダーだったので、世界でただ1つです。そ
していまでは形見です。　火事のときは、たとえ同人誌は持ちだせなくてもこれ
だけはと思っている品です。しかも、私は同人関係の友人の前ではそれをつけた
ことはなかったのです。
　怒りが強いと身体がふるえる、言葉も出なくなるというのは、お話の世界だと
思っていたのですが、ほんとうだったんですね。

647 名前：６４５−３投稿日：01/12/25 12:43 ID:XFpmMpws

「何すんのよ！」
とＢが言い終る前に、資料用のＡ３の上製本（ページ一枚一枚も厚くて、１００ぺ
ージぐらいあるトイレの写真集）でぶったたいていました。Ｂの頭といわず、肩と
言わずです。自分でもそんなことするなんて思ってませんでした。
　とにかく「出ていけ」とだけわめいていました。
　それから、Ｂの荷物を拾って、外に文字通り放り出しました。財布とかあった
からＢは外に出ざるをえません。
「のこのこ戻ってきたら警察呼ぶからね！」と言って、ドアを閉めました。ふだん
かなり大人しいつもりだったし、Ｂもそう思ってたようですから、私の剣幕に驚いた
ようで、もう何も言ってきませんでした。
　そのあと、泣いたり笑ったりしながら、後かたづけして（かなりぐちゃぐちゃでし
た）、書けば少しは気もおさまるか、と思い、なくしたくない、Ｂと共通の友人知人
たちに、ことのあらましを書いて送りました。感情的にならないように、自分の
やったことも含めて。
　返事はたいがいすぐ来て、「ポテトサラダはやりすぎかもね」「私も見たかった」
などでした。どうも、皆もＢの他のいろいろにもにょるものがあったらしく、私は
友人を失わずにすみました。
　で、Ｂとはそれきりです。ジャンルも変わったし、彼女の動向なんて気にもして
ませんでした。フェードアウトしたつもりでした。

648 名前：６４５−４投稿日：01/12/25 12:43 ID:XFpmMpws

そのＢの声が、留守電に入ってるのです。フリーズしているうちに、電話。Ｂ
かなと思いましたが、とにかく押し掛け目的であれ、一度は断っておかないと
と思い出ました。やはりＢでした。
「あたしよ、あ・た・し。わかる？」
「わからない」と答えると、「またまたまたあ」と返ってきます。どういう神経を
してるのかまるでわかりません。もしＢに非がなかったとしても、あんな扱い
受ければ、その人物とは二度と関わるまいと思うのですが、ちがうんでしょうか。
　しかも、この4ヶ月Ｂとはまるきり音沙汰なかったのです。そして、Ｂの発言で
なんで近づいてきたかわかりました。
「いや、私も映画見てさあ。ころんだわけ。でさあ、この連休にコピーぐらい
つくってみようかと思って。資料とか同人誌とかあるでしょう？　それに原稿も
手伝えるし」
　なんだか自分の中で、かーっと熱くなるのと、すーっと冷えていくのが、わかり
ました。
　かーっとなるのは、「何をいまさら」という思いでした。とにかく7月ごろに私が
そのジャンルに転んだときのＢの発言はくそみそでした。「ショタなんて信じ
られない」「小説だよ、そんなマイナーに行ってどうするの？」「そんなの売れっこ
ないよ」「裏切り者」などなど。
　元々Ｂは小説はほとんど読まないようでした。それが、彼女の周囲でもハマる
人間が多くなってきて、ジャンル大手も行くかもという噂が流れて、動揺した
ようでした。で、映画で転んだというらしいのです。
　どうも夏以来、なにかふっきれたみたいに、怒るときは怒ることができるように
なってました（適切なときに怒るっていうのも、訓練しとかないとなかなかでき
ないんだな、と最近思ったり）

649 名前：６４５−５投稿日：01/12/25 12:44 ID:XFpmMpws

とにかく、冷静な声が出ました。
「電話でよかったね。もし来たら、原作の3冊合わせた分で殴ってるから」
「なんでー、ハマったんだから、また仲間じゃん」
とかいいます。それから、急に思い出したように
「あ、夏のことなら私気にしてないから。○○も疲れてたんだよね」
　あんたが気にしてなくても、私が気にしてるの！　一晩だけだって言ったのに
1週間も泊まって、おまけに泥棒までして、それでよく電話かけてこられたな！
　ということを叫んだ気がします。
「何よ、Ｇさんには1週間泊めてあげたくせに！」
　Ｇさんとは、今回の合同誌の相手です。9月に知り合って、ものすごく気が合い
絵柄も似た傾向なので、文字通り合作本を作るために、ウチに1週間こもって
もらったのです。　入稿終ったあと、ちらっとサイトの日記で書いたことを、指摘し
ているのです。彼女は、Ｂとは正反対で、こちらがもうしわけなくなるぐらい
気を遣ってもらいました。
　来るときの手みやげ、挨拶は当然。お互い仕事持ちなので、朝はそろって出る
（彼女の方が少し早い）食事も自炊、しかも私より料理上手で、節約上手。1週間
で、かかった食事代は2人で3000円という安さ。お弁当まで作ってもらってました
（感涙）　そして、何より原稿に対するマジメな態度と集中力。ペン入れ始めたら、
５，6時間は続けて描くのです。おしゃべりもしたりしますが、とにかく原稿第一。
　ゲームもしない、パソコンもメールとサイトの掲示板チェックだけ。ときどき原作
読んだり、同人誌読んだりしてため息つくていど。
　最後には2人で掃除して、帰っていかれ、お世話になったからとお米5キロまで
送ってもらいました。
　そんなＧさんとＢへの態度がちがうのは、人として当然です。

650 名前：６４５−６投稿日：01/12/25 12:44 ID:XFpmMpws

でも、そんなことＢに言う気もありません。とにかく、来ても入れない、玄関前で
騒いだら通報する。本気だ。もし何か壊したりしたら、警察沙汰になって、コミケ
行けなくなるかもよ、と言いました。
　すると「何よ、ヒトデナシ！　さんざん人に世話になっておきながら、ジャンル
変わって、上手い人と組んだら昔の友人は見捨てるのね」
と捨てぜりふを吐いて切られました。
　あとで、Ｂとまだ付き合いのある知人に聞くと、Ｂのいたジャンルはかなり
勢いがなくなり、固定客だけが残って売れるところは売れる、そうでないとこ
ろはさっぱりという感じらしいのです。そして、Ｂはさっぱり組の字書き。
「Ｇさんかあんたにあわよくば表紙描いてもらって、コピー本置いてもらいたかっ
たんじゃないの？」
と知人は言ってます。とにかく、Ｂは売れっ子になりたい（そしてプロ志望）人で
いまのジャンルでは、彼女の望むような売れ方ではなく、今度のメガネ少年の
小説に目をつけているらしいです。
「まさか、当日コピー本持ってきて、委託してなんてことないよね？」
と冗談で言ったら、知人少し沈黙して、
「あの子さあ、ハリポタで表紙描いてくれる絵描き探してるんだって。それとハリ
ポタ関係のコネがまだ全然ないから焦ってるらしいよ」

　…………とにかくコミケ当日まで気を抜かず、またコミケ後はＧさんはじめ、それ
以外の方々とごはんの約束してるので、尾行されたりしないようがんばります。
　長文お付き合いありがとうございました。

651 名前：６４５投稿日：01/12/25 12:50 ID:XFpmMpws

あ、最後の最後で伏せ字にしてなかった。分裸っ蛇ーに殴られ逝ってきます。

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