私、同人に詳しくない人間です。いわゆる読み専でさえもありません。
ただ、親友のひとりが同人をやっていて、
手伝ったりしたことはあまりないのですが
同人のことについてなどはいろいろ教えてもらったりはしています。
ココ（及び本家スレ）のこともその友人から教わりました。

今年の春の話です。ソレとは知らずにお泊り厨房(＋前世厨)の襲撃を受けました。
その話をココか本家スレでしても、いいでしょうか？
（ココの存在を知ったのは、襲撃を受けた後のことです。）

85 名前：前スレ890投稿日：2001/08/25(土) 10:42

>>84
勝手がわからず前スレに書き込んでしまいました。本当にすみません。
今、テキストで書いてみてるのですが、簡潔にまとめるのは難しいですね。
まとまったらこちらに書き込ませて頂きます。
自分が同人者ではないので、本家スレに書き込むのはちょっと申し訳ない気がするので……。

87 名前：前スレ890投稿日：2001/08/25(土) 11:34

すみません、まとまりましたので書かせて頂いていいでしょうか。

改めて言いますが、私、同人に詳しくない人間です。
いわゆる読み専でさえもありません。 ただ、親友のひとりが同人をやっていて、
手伝ったりしたことはあまりないのですが
同人のことについてなどはいろいろ教えてもらったりはしています。
ココ（及び本家スレ）のこともその友人から教わりました。

今年の春の話です。ソレとは知らずにお泊り厨房(＋前世厨)の襲撃を受けました。
（ココの存在を知ったのは、襲撃を受けた後のことです。）

88 名前：前スレ890投稿日：2001/08/25(土) 11:34

（1/7）
今年の春、中学時代の友人O・Kから一通のハガキが実家経由で届きました。
私は現在東京在住、実家及び中学は横浜。O・Kはハガキの住所を見ると
現在は南の方の地方にいるようでした。ハガキには
「久しぶり、元気？私は今漫画家のアシスタントをして生活してます。」
と書かれていました。そういえば絵が上手い子だったもんな、などと思って読みすすめると
「4月に友人に会うために上京します。その時に会ってもらえたら嬉しいな。」とのこと。
なんとなく懐かしい気持ちになって、すぐに返事を出しました。
連絡をくれて懐かしくて嬉しい、現在は独立して東京都内に住んでいる、等の近況と
現住所やメールアドレスを書きました。

数日後、O・Kからメールが。「今、東京都内なんだ〜？それは好都合！絶対会いに行くね〜！」とのこと。
この「好都合」という言葉を、お泊り厨に詳しい皆様ならさぞや警戒されたかと思うのですが、
当時そんな知識を持たない私はまったく気にもとめず、
「そうか、上京して訪ねるという友人も東京都内の人なんだな。」程度に思ってしまいました。
その油断がすべての始まり、最初の失敗だとも知らないまま……。

89 名前：前スレ890投稿日：2001/08/25(土) 11:35

(2/7)
私は、O・Kは当然東京での滞在先は確保しているものと思い込んでいました。
ホテルあるいは訪ねるという友人の家に泊まるものと。
ていうか、「あなたの家に泊めて欲しい」とは一言も言われていなかったのですから
一般常識でそう判断しても間違いはないですよね？（それとも確認しなかった私が愚かですか？）
しかし、案の定というかなんというか……そうではなかったのです。
何度かメールをやり取りし、待ち合わせの時間と場所も決まりました。
時間は夕方6時。場所は私の家から数駅のターミナル駅。
「夕飯をいっしょに食べて、思い出話や近況報告に花を咲かそう！」という予定でした。
待ち合わせ場所に着いてみると、懐かしいO・Kの姿が。しかし手には大荷物を抱えたままです。
（一旦ホテルに行ったわけではないんだ。もしかして友人の家に泊まるのかな？）なんて思いながら
O・Kの重い荷物をふたりで運びつつ、食事へ。アルコールも入り、ふたりの機嫌もだいぶよくなってきたところで
突然O・Kが「ともだちもココに呼んでいい〜？」と言い出しました。
私もその時はだいぶ楽しくなっていた（アルコールのせいもあり）ので、深く考えもせずに快諾してしまいました。
これがふたつめの失敗でした……。

90 名前：前スレ890投稿日：2001/08/25(土) 11:36

(3/7)
現れたO・Kの友人はふたり。私はてっきりひとりだと思っていたのですが、酔いのために思考放棄。
しかし、彼女達の手にした大荷物を見て、酔いが一気に醒めていきました。
（呼んだ友人というのは、O・Kが今日泊まるはずの友人ではないのか？なぜ彼女たちはこんな大荷物を持っているのか？）
その時点ではまだ、O・Kとその友人の行動をおかしいと思っていたわけではありません。
ただなんとなく、常識的に考えていった結果と微妙に食い違う目の前の状況に、少し不安を感じるようになっていました。
それに、3人は同じバンドのファンらしく、かなり話があうようでとても楽しそう。
なんだか仲間ハズレっぽくなってしまった私はちょっとつまらなくなり、時間が11時を過ぎたこともあり
O・Kに、私はそろそろ帰ろうと思う、と告げました。すると途端に3人もそそくさと帰り支度を始めるのです。
結局4人で店を出て、店から最寄りのターミナル駅で
「私はここから○○線だけど、あなたたちは？電車わかる？大丈夫？」と聞くと
3人は目を見あわせて何やらニヤニヤしながら小突きあっています。さっぱり状況がわからず
「ホテルはここなの？歩ける距離？荷物重そうだから、3人だったらタクシー乗ったほうが楽かもよ。タクシー乗り場はね…」
と、タクシー乗り場に向かおうとすると、O・Kが私の腕をガシっと掴んで「あー、いいのいいの。」と一言。
何がいいの？と聞きかえす私のその問いに、ホテルなんてとっていないから、との返事。
そのまま無言で、重たげな荷物を抱えながらこちらを伺うような視線で私を見つめる3人のモジモジした様子を見て
ここに来てやっと（もしかして私の家に泊まりたいって言う気なのかな？）という考えが浮かびました。

91 名前：前スレ890投稿日：2001/08/25(土) 11:37

(4/7)
「ホテルとってないって……今夜どうするつもりだったの？お友達も、東京の人じゃないの？」
と聞くと、ビンゴ。O・Kはすっかり私の家に泊まる気でいた、とのこと。メールで言っていた会う予定の友人、というのは
今目の前にいるふたりで、それぞれ地方の子達であるとのこと。
なんで知らない子まで私の部屋に泊めようと思うの？と基本的な疑問を感じつつも、
話を聞いていると彼女たちはなんと未成年！慣れない東京で、夜中にホテル探すの大変だろうな、とか思ってしまったし、
未成年の夜中の東京に放り出すのもなんだし……。
幸い（？）私の部屋はあまり狭くないので、ザコ寝でよければ4人は寝られます。
時間も遅いし、あとは寝るだけだし、一泊くらいならまぁしょうがないなーとつい思ってしまいました。

でも家にむかう電車の中でO・Kにはやんわりとですがきっちり言わせては頂きました。
「これからはちゃんと前もって言って。ちょっと非常識だよ」
「3人の中でO・Kがいちばん年上なんだから、O・Kがちゃんとしないとダメだよ」「3人でホテルとればいいでしょ？」等。
O・Kは「ほんとごめんね〜」を笑いながら繰り替えすばかり。
（もしかしてホテル替わりにいいように利用されただけなのかなー。）と友人との懐かしい再会を
素直に喜んだ自分をちょっと惨めに思い始めていました。

92 名前：前スレ890投稿日：2001/08/25(土) 11:37

(5/7)
しかし、本当の悲劇は家についてから怒ったのです。
一通りお風呂に入り、それぞれに毛布を渡し、雑魚寝態勢に入った後。
突然、O・Kの友人のひとり、いちばん年下のMが「あー！痛いっ！」と叫んだのです。
私は「何？病気？盲腸？食中毒？」とビックリしてしまって、慌てて電気を点けました。
見るとMは腕を押さえてうずくまっています。と、それを見たO・Kともうひとりが突然「ここまで来たか…」とか言い出すのです。
さっぱり状況がわからなくて「何？ケガ？」と聞く私に、O・Kはさらりと一言「闇の攻撃なんだ」と。
私は絶句です。人の家に来といて幽霊話？とちょっとカチンときました。（実際は幽霊より性質が悪いものでしたが）
で「気のせいでしょ！」と言って電気を消そうとすると「闇は暗闇が好きだから、電気は消すな！」とか言うんです。
私は幽霊は信じませんし、突然見知らぬ人にまで泊りに来られたことでちょっとイライラしていたので
「私は寝るよ」と言って寝ようとすると、もうひとりの友人Yが「もしかして○○さんって…」と私の名前を出して
O・Kになにやら言うのです。しかもその間もMは「うう！」と「あう！」とかうめいて痛がっています。もうわけわかりません（涙）
その後、O・Kのさらにわけのわからん説明が始まりました。

93 名前：前スレ890投稿日：2001/08/25(土) 11:38

(6/7)
以下、O・Kの説明でもなんでもない説明です。
-------------------------------------------------
自分たちは光の戦士の生まれ変わりで実は龍である。自分たち三人は北と南と東を守る龍で、中央の龍を探している。
中央の龍を狙う「敵」がいて、それが「闇」。Mは今その「闇」の攻撃を受けていて、剣で切られているから痛がっている。
私には見えないが（当たり前です）、O・KたちにはMの腕が切り傷で血まみれなのが見える。
Yが言うには、私が中央の龍かもしれない。闇の攻撃が突然始まったのがそのなによりの証拠。
だからO・Kたちは私を守るために今夜は戦わなくては！
-------------------------------------------------
という話でした。はっきり言って、それを聞いた時の私は、新興宗教だと思いました。（前世厨とか知らなかったので）
なので私はめちゃくちゃ警戒し始め、O・Kたちを泊めたことを心の底から後悔しました。
そしてO・Kは「これを読んで。これを読んでくれたらすべてわかるはず」と言って、鞄の中から1冊の冊子を出しました。
宗教の勧誘の冊子かと思いましたが、それは同人誌でした。O・Kたちがつくっている同人誌だそうです。
彼女たちの好きなバンドの同人誌で、バンドのメンバーが特殊能力（歌）で「闇」と戦ってるマンガが載っていました。
絶句する私に「彼らも私たちの仲間の龍なのよ！」O・Kはキラキラした目でそう言いました。
関係ありませんが、はっきり言ってとても下手な絵でした。

94 名前：前スレ890投稿日：2001/08/25(土) 11:38

(7/7)
そのうちお芝居も始まりました。
O・Kが突然「オレは普段はO・Kの中にいる××という龍だが」とかって話し始めるんです！
もう本当に泣きそうでした。どんなに「信じられない」「もう寝たい」「放っといて」と言っても3対1ですから、負けてしまうんです。
最後にはもう本当に泣いていました。それでもO・Kは「闇に泣かされてるんだな、可哀想に」とかって
まだお芝居入ってるし、残りふたりは戦ってるし……（えい！とかやあ！とか言って手を振り回している）
うっすら夜が明けてきたのと同時に、もう帰って！と泣きながら言って、どうにかこうにか追い出しました。
最後の最後までO・Kたちは変な芝居を続け「お前は中央の龍だから。何かあったらすぐ呼べ」とか言ってました。

その後すぐに、ココを教えてくれた友人に話したところ、
「今後いっさい家に来るな」という旨の手紙をO・Kに書け、と言われてすぐにそうしました。
その後、3人から何度もメールが届きますが、いっさい無視してます。
（MとYがなぜ私のメアドを知っているのか？と思いますが、O・Kが勝手に教えたのでしょう。）
他愛ない話の時もあれば、そのわけのわからない龍の話の時もあります。
とにかく無視してます。いきなり家に来てもめる事があれば、その時はきちんと警察を呼ぼうと思っています。
思い出しても自分が惨めで仕方ありません。どこかで吐き出したくてしょうがありませんでした。
お眼汚し失礼しました。

102 名前：前スレ890投稿日：2001/08/25(土) 12:11

暖かい言葉を下さった皆様、ありがとうございます。
今思い出しても泣きたいです、ホント。
金目の物に関しては、同じ事を直後に親友に言われ
いろいろチェックしてみましたが大丈夫でした。
最近も時々メールが来ます。今までのものとあわせて大事に大事に取ってあります。
もしも次があれば（あって欲しくありませんが）
友人の意見や、ここ及び本家スレを参考にしながらきちんと対処しようと思います。

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